DUST BOX

アジアのココロ〜タイからカンボジアサバイバル〜

2007年06月06日 14:59:00
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滞在3日目、早朝6時半にカオサンに集合していざ、アンコールワットのある街、シェムリアップへ。。。
まず、バンに乗る。このバンでは日本人とアメリカ人、ドイツ人、全部で7人で国境ポイペトの街へとに向かった。隣りに座ったテキサスから来たおっちゃんは口が達者でペラペラ喋る。5割は聞き取れ、5割は知ったかぶりの私(ーー;)
やっぱフィリピン人の英語と違うな〜。早い。。。良い英語の勉強になりました♪
バンに乗り込んでから約4時間半、カンボジア国境手前のレストランで昼食を取る。
私、次に何をするのか、どこにいくのか、いつビザを取るのか良く分かっていなかった私。
テキサスのおじちゃんに聞いた「どうやってカンボジアまで行くの」
返ってきた答えは「わからない」 
ドイツ人の2人組みのキレイなお姉ちゃんに聞いた。私達これから何処にいくの? 
返ってきた答えは「わからない」
日本人に聞いても曖昧な答えが帰ってくる。みんな良く分かってない。
私は相変わらず計画的な行動の出来ない人なので(仕事は別)、他の旅行者に交り、なすがまま流れるままにアンコールワットまで、時の流れに身を任せる事にしました。。。。

そしてそこのレストランでビザを取得して、いざ国境のイミグレーションへ。。バンを乗り換えて大きなトラックに乗せられた。おいおい、これでカンボジア行くのかよ。と思いきや乗っていた時間は約15分。で国境、ポペイト到着。そこから雨が降り始める。ここから国境を越えるまではしばらく歩かなければならない。国境では物乞いの子供達がお金をせびる。待ってましたと言わんばかりに用意していた傘を持って観光客を待ち構えていた。私はタダじゃお金はあげない。もうとっくにびしょ濡れだし、傘もno thank you。ダッシュでイミグレーションへと向かう。イミグレ通過に約1時間くらいかな。
そうしてようやく人生26年目にして始めて国境越えを体験♪ 私のイメージしていた国境越えは、国境の線みたいなのがあって、そこをヨイショってまたいで渡るとそこはカンボジア。。。
ですが。。。全然イメージとは違いました。汗 
何も分からぬまま歩いていたらすでにそこはカンボジアでした。はは。

道路はアスファルトではないので真っ茶色の土で水たまりになり、跳ね返る泥水でズボンが泥まみれになる。そこからタイヤが半分泥水に浸かった原付バイクに5分程乗って、いざタクシーでシェムリアップへ。

国境ポイペトからシェムリアップまでの約5時間の道のりは、とにかく車が前後に揺れる揺れる。。。
穴ぼこだらけの道路、行き違う車から泥水を浴びて窓も何もかも泥まみれ。窓を開けると泥砂で目が痛い。顔をティッシュで拭くと真っ茶色( ̄− ̄)
英語の通じない運転手だったので、一人物思いにふけり、感じたことを書留めようとメモ帳を出したが、なんせ車が揺れすぎて字が書けない。そんな自分に笑っていたら運転手に横目でバカにされました。。。
さすがに眠くなってきたのだが、ここで寝たら舌かんで死んでしまう気がした。(ちょっと大げさ)
このサバイバルと生で伝わる震動は、やっぱり陸路だからこそ経験できるものですねー♪
ポイペトからシェムリアップまでの約5時間は、あっと言う間でした。景色が、街並(村並み?)がさほど変わらない。四方八方見渡す限りの田園、森林草花、青い空、果てしなく続くたった1本の道。
ビルや建物、視界をジャマするものが一切無い。
こんなに空一面を見渡せる景色を見たのは始めてかもしれない。
こんなに空が広いということを知ったのは始めてかもしれない。
そこにテントみたいな簡単な家が立ち、裸足で歩く人、真っ黒に焼けた肌で泥の池で水浴びをする子供達。水牛(おそらく)の群れを指揮する子供、お母さん。
私はこの震動を心臓のど真ん中で感じながら、ここで一人で何にも頼らずに、ただ一人で生きていく自分を想像していた。

まず家を建てる。石を拾って削って尖らせてナイフを作る。そのナイフでココナッツの木を切って四つの柱を建てる。ココナッツの葉っぱを重ねて屋根を作る。これで完成。とりあえず木蔭で涼めるし寝ることもできるから生きて行ける。食べ物はそこらにウジャウジャいる牛を火を焚いて焼いて食べる。これでとりあえず餓死はしのげるだろう。
何もかも一度捨ててここで暮らしてみたい。
知子、ターザンになるお話しでした♪

そうして国境ポイペトから約5時間にしてシェムリアップのホテルに到着しました。
バンコクを朝7時に出発してシェムリアップに着いたのが夜の8時。
約13時間の乗り物旅でしたー。
体は疲れてるんだけど頭は冴えまくっており、寝るに寝られずホテルの人に「外出したい」と言った。
心の中で、「アッシーになってくれー」と訴えた。
言ってみる価値はあるものですねー。20才のかっこ良くはないけど易しい兄ちゃんは原付でアッシーになってくれました♪ 
行った先はもちろん♪ スパ♪(タイ式マッサージ)10$。まあまあの値段かな。
私はタイ式マッサージより、何式だか分からないけどフィリピンのマッサージの方が好き。

さて。
明日こそあんこーるわっとです♪ アンコールビールを飲みながら一人床に着きました。
わくわくして眠れませんでした。。。

次回へ続く♪  長っ   ごめんねっ